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8月28日(火)『ジェンダー・マリアージュ』 ”The Case Against 8"
2018/08/28(Tue) | イベント | page top↑
ジェンダー・マリアージュ8月の屋根裏シアターは『ジェンダー・マリアージュ』でした。アメリカのカリフォルニア州で5年越しの同性婚裁判を勝ち取った2組の同性カップルと彼らをサポートする家族、弁護士たちの感動のドキュメンタリーでした。

「ドキュメンタリーなのにドラマを見ているような感動だ」というのが観終わった私たちの感想でした。カリフォルニア州では、同性婚をめぐって紆余曲折の歴史がありました。2008年には一度同性婚が合法となったのですが、翌年住民投票によって憲法修正案いわゆる「提案8号」が可決され再び非合法となります。そこからこの提案8号を違憲とする闘いが始まるのです。

裁判に立ち向かった2組の同性カップルの勇気もさることながら、「憲法のもとにすべての人々は平等であるべき」と弁護を引き受けた辣腕弁護士たちも素晴らしかった。かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の有名弁護士が、保守・リベラルを超えて手を取り合います。このあたりがアメリカという国のふところの深さを表しているようで興味深いところです。そして、どこまでも「法律」を盾として闘っていくところに、裁判の国アメリカの面目躍如たるものがあります。

よい映画だっただけに、今回の屋根裏シアターの参加者が少なかったのが残念でした。おそらく(私自身もそうであったように)「同性婚」というテーマが多くの人にとってあまり身近ではなかったせいかもしれません。しかし、この映画は「同性婚」を超えた人間の根源的なテーマ「ひとがひとらしく生きるということ」を描いていると思いました。もしどこかで観る機会があったら、ぜひおすすめです。
メタリック
ここで一冊の本の紹介をしたいと思います。小佐野弾『メタリック』。オープンリーゲイとして生きる小佐野氏の短歌集です。私 が『ジェンダー・マリアージュ』を上映したいと思ったきっかけの一つに小佐野さんとの出会いがありました。彼はゲイであることを公言して生きていますが、ここに至るまでにはそして今も様々な葛藤があると思います。社会的な差別に正面から抗議するわけでもなく、短歌という31文字にゲイとしての生きざまを表現していて読む者を魅了します。文学のチカラを感じる1冊です。https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%B0%8F%E4%BD%90%E9%87%8E%E5%BD%88/dp/4862725856

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