
第21回屋根裏シアターは、昨年のノーベル平和賞受賞者ナディア・ムラドさんに密着したドキュメンタリー映画『ナディアの誓い』を上映します。
ナディアはどんな女性でどんな体験をしたのか。映画の「ストーリー」から少しだけご紹介します。
ノーベル平和賞2018の受賞者で23歳のナディア・ムラドは2014年8月までイラク北部の小さく静かな村、コチョ村で母と兄弟姉妹達と幸せに暮らしていた。しかし、ISIS(イスラム国)がやって来て、少数民族ヤジディ教徒の虐殺が始まる。殺されるだけではない。捕まった少女や女性は戦利品として売買や交換の対象となった。ナディア達も捕らえられ、母親と6人の兄弟は殺されてしまう。彼女は性奴隷として3ヶ月扱われた末、脱出に成功し、ドイツに逃れる。そしてナディアは2015年12月の国際連合安全保障理事会で、ISISの虐殺や性暴力についての証言を行い、ヤジディ教徒の希望の存在となる。
6月1日(土)と2日(日)の2日間上映します。そのうち1日はジャーナリストの玉本英子さんをお迎えして、ヤズディ教徒のこと、イラクのこと、ISのことなど、玉本さん自身の現地取材に基づいたお話をうかがいます。2日は映画の上映のみとなりますのでご注意ください。
1日の上映会は定員15名で要予約です。すでに半分ぐらい埋まっていますので、ご希望の方はお早目にご予約ください。当日は会場は貸切といたします。映画の前にランチをされる方はこちらもご予約をお願いします。