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シニア女性映画祭 senior women's film festival
2021/10/29(Fri) | お店日記 | page top↑
 映画祭チラシ先週金曜日にエスペーロ能勢が臨時休業をいただいたのは、店長がこのイベントに参加したかったからです。


シニア女性映画祭・大阪2021。初めて知りましたが、もう10年も続いている映画祭だそうです。10年間で「豊かなシニア女性の人生を紹介してきた」映画祭。メッセージの最後に太字で「年を取ることは美しい!」とあるのが嬉しいですね。







映画祭チラシ裏
午前中の映画は『原発の町を追われて10年』。双葉町から埼玉県加須市へ全町避難 されている鵜沼久江さんを追ったドキュメンタリーでした。双葉町で夫婦で牛を飼っていた鵜沼さんは加須市へ牛たちを連れてくることができなくで牛飼いを断念。その後夫さんが亡くなり、鵜沼さんは加須市で野菜づくりを始めました。ゲストとして来られた鵜沼さんは笑顔を交えながら淡々と話されますが、どんなにかご苦労があっただろうとだれにもわかります。補償金にまつわるいやな話もたくさんあって「原発は生活だけでなく人間性を壊してしまう」という話が哀しく響きました。



双葉ゆめやさい

先週のエスペーロランチには鵜沼さんの野菜を使いました。加須市から車に積んで会場まで運んできてくれた野菜です。



浪江町の「希望の牧場」で牛を飼い続ける吉沢さんの「なにが復興五輪だ。ふざけるな!」という叫びがほんとうにかっこよくて胸にささりました。


午後からは映画『大老女ー関久子さん』を観ました。かつて1970年頃能勢町ではナイキ(地対空ミサイル)基地を作る計画があり、それを地域住民が闘いで阻止した歴史があります。その時の闘争に参加し、その後能勢で薬草づくりを広めたのが関久子さんでした。この女性のことも初めて知りました。

DVD.jpg能勢の天王地区を中心にナイキ闘争を闘った人々の記録映画があります。1973年作成で画面も音声も状態が悪いのですが、当時の 能勢の風景や人々の様子がほとんど演出なく自然に撮られているので、興味深く観ました。能勢にこんな歴史があったことを知らせるために映画会ができたらよいなと思っています。












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