
バングラデシュは中国に次ぐ「世界の縫製工場」と言われるほど、グローバルアパレル産業の生産地です。
しかし、その現場では、低賃金、長時間労働、安全でない労働環境など多くの問題があります。2013年にダッカ郊外のラナプラザビルが崩壊して1000名以上の犠牲者を出した「ラナプラザの悲劇」は世界に大きな衝撃を与えました。
この映画は、そんな現場で声をあげる女性たちの物語です。組合をつくるために立ち上がるリーダーのシムがほんとうに勇気があってすばらしい。このチラシの女性たちの表情を見てください。迫力ありますよね。監督も女性です。
そういう状況に対して、フェアトレードの現場では、公正な賃金が支払われ、労働時間や労働環境もフェアな基準が守られています。
5月は世界的に「フェアトレード月間」。フェアトレード月間にふさわしいこの映画をぜひ観てください。
東京は岩波ホール、大阪はシネリーブル、神戸は元町映画館でやっています。