
テンペは、大豆をテンペ菌で醗酵させたインドネシアの伝統的な食品です。大豆を発酵させたといえば納豆みたいですが、納豆のようにベタベタしないし臭いもありません。
いろいろな料理法があります。このテンペを作っている滋賀県のルストノさんを訪ねた時には、薄く切って素揚げして塩を振って出してくださいました。いちばんシンプルな食べ方で美味しいです。とくに熱いうちだと美味しいですね。
別のインドネシア人が作ってくれたのは、コンソメスープに薄く切ったテンペを漬けて味をつけたあと、油の中でジャーッと揚げたものでした。この食べ方もインドネシアではよくあるようです。
エスペーロ能勢のカフェで私が考えついたのは、カレー粉と片栗粉と塩を混ぜたものをまぶして油で揚げるものです。カリッとして美味しいと思います。
でも私の体験の中で一番美味しいと思うテンペは、インドネシアの友人宅でお手伝いさんが作ってくれたテンペゴレン(ゴレンは揚げるという意味)です。それを再現したくていまだ再現できていませんが、それもどきは作れます。

材料は写真のとおりです。①テンペを小さい拍子木に切って油で素揚げする。②にんにくのみじん切りを炒めたところに落花生を投 入してさらに炒める。③ケチャップマニス(インドネシアの甘醤油)とサンバル(インドネシアのチリソース)を入れて混ぜる。④最後に①のテンペを入れて混ぜたらできあがり。
どうぞお試しください。ケチャップマニスとサンバルはKALDIやPROFOODSなどで手に入ります。カフェではご希望の方にテンペをお分けしています。250g袋が350円です。どうぞお声掛けください。