
寒い、バスがない、年の瀬、という中で、どれだけの人が集まってくれるのか不安でしたが、ほぼ定員に近い17名の方の参加で迎えることができました。
参加者の半分以上が能勢町、豊能町在住の方だったことを思うと、エスペーロ能勢で開催した意味があったと思いました。また高校生2名と大学院生1名という若い参加者も嬉しく思いました。
玉本さんのお話は、なんというか、血が通ったお話だと思います。

「子どもたちは爆撃の音や街にころがる無残な遺体を目にしていてトラウマケアが必要だ」
「ウクライナの人々は1年前まではまさか1年後に自分たちが難民になるとは考えもしなかった。ということは私たちにとっても他人ごとではない。いつ何が起きるかわからない」
「戦争はいったん始まると止めるのは容易ではなく、終結しても互いの傷は深く刻まれる」
「戦争でもっとも苦しむのは、女性、子ども、障がい者など弱い立場の人々だ」
たくさんの画像や動画とともに、ついこの夏にウクライナで起こったことを伝えてくださいました。質問を交えながら、みんなで聞き入りました。
私たちに何ができるのか。少なくとも関心をもちつづける必要性をきょうの参加者はみな胸に刻んだと思います。