
『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』を試写してみました。https://www.cinemo.info/110m ドキュメンタリー映画なのですが、観終わってみるととても美しいドラマを観たような気持になりました。ワインはアルコールの入ったぶどうジュースなのだけれども、たんなる飲み物ではなく、人類の歴史や哲学、時代を生きてきた人々の人生を語る詩的な生産物であると思わされます。
レバノンという、戦争の歴史を歩んだ国の中でのワイン造りは過酷です。それでもレバノンに残ってワインを造り続けた人々はワインを平和のためのお酒だと言います。
ドローン攻撃を含む空爆の下では人々が暮らしています。7000年ものワイン造りの歴史を守り子や孫やその次の世代に継いでいきたいと働く人々の思いは、メディアの情報からは伝わりません。
私自身はワイン通ではないのですが、人生で(!)いちばん美味しいと思ったワインが、東京のエインシャント・ワールドさん http://ancient-w.com/?mode=grp&gid=2721656 で買ったレバノンワインでした。ラベルの写真を撮っておけばよかったと思うくらい美味しかったです。
また、この映画の配給元であるユナイテッドピープルさんが、「平和のワイン」の事業を始められたことも、興味深く見ているところです。https://upwine.jp/
ところで、禁酒国のクェート在住時代は、密造ワインを自宅で作っていました(もう時効ですね)。その話はまたの機会に。
映画会は次の通りです。
日時:3月25(土)26(日)27(月)13:30~
上映後、お茶を飲みながら感想などを語り合います(自由参加)
会場:エスペーロ能勢 屋根裏
参加費:一般1000円 高校生以下500円(1ドリンク付)
お申込み:☎080-3764-7905 ✉info@espero-osaka.com