
ほぼ毎年呼んでいただいていて、きょうも50分の授業を2コマでした。前半はフェアトレードについて、バナナ、コーヒー、チョコレート、洋服などを例に挙げてお話しました。
後半は、やはりパレスチナ問題です。私がフェアトレードを仕事として始めたのはパレスチナのオリーブオイルがきっかけでした。
パレスチナ・オリーブのオリーブオイルがつくられている「ガリラヤのシンディアナ」という団体では、ユダヤ人とパレスチナ人が共に働いています。パレスチナ人と平和に共存したいと考えているユダヤ人もいるということが平和への希望です。
高校3年生13名。ときどきうなずきながら、無邪気な笑顔も見せながら、聞いてくれました。半数はすでに大学が決まっているそうです。残りの半数は今自分の将来のことで頭がいっぱいかもしれません。でも、やはり、今世界で起こっていることにも目を向けてほしいと思いました。
「国際理解」の授業は今年で終了ということです。今日お話したことの中の何かが高校生の心の中に残ってくれたら嬉しいです。