
フェアトレードを専門とする大学の先生、フェアトレード団体、JETRO、JICA、アジア経済研究所、フェアトレードラベル・ジャパンなど、各方面からの講演者やパネリストが魅力でした。大阪ではなかなかこういう機会もないし、よい刺激を受けたいと思って行ってきました。
世界の貿易額の中でフェアトレードの割合は0.0003%(!)だそうでまだまだ供給に対して需要不足ということがわかりました。フェアトレード団体の台所事情もなかなか大変です。フェアトレードラベルをつけた商品は売上げを伸ばしていますが、多国籍企業が生産者と直接関係を持つことなく自社製品のわずか1%にラベルをつけてフェアトレードとうたっているのはどうなのか、という問題。また、JETROやJICAのフェアトレードとの関わりを知ることができたのも興味深いことでした。
後半の交流会では、いつもお世話になっているフェアトレード団体の方たちとお話しすることができました。基調講演の大野先生やコーディネーターの佐藤さんからは激励の言葉をいただきました。出展している店の方たちの中には、これまでメールで連絡をとっていた団体もあって、ごあいさつすることもできました。そんなこんなでとても有意義な1日だったと思います。

ところで、行き帰りの新幹線の中で飲んだコーヒーにこんなマークがついていました。レインフォレスト・アライアンスの認証マークです。熱帯雨林の環境を守りつつ栽培されたコーヒー豆が50%使われているということでした。これも環境を守る貿易という意味でフェアトレードですね。