
閉店前に、最後の1枚となったカレンダーをながめていろいろ思うところがありました。12月の写真はランプの炎で勉強するネパールの子どもたちです。ネパールの山奥ではまだ電気が通っていないところが多く、また市街地のように通っているところでさえ、停電が日常茶飯事だといいます。
子どもたちの眼差しは真剣そのもので学ぶ意欲に満ち、勉強の楽しさを忘れかけている日本の子どもたちとの大きな違いを感じます。環境が悪ければ悪いほどハングリー精神で学ぶ意欲も湧いてくるのかもしれません。
しかしこういう状況は改善されなければなりません。世界中が協力することで途上国の問題は少しは改善することができます。フェアトレードはそのためのひとつの方法です。
今年は日本も大変つらい年になりました。世界中からお見舞いや支援をいただく立場になりました。多くの日本人が、自分に何ができるかを必死で考え実行した年でした。日本人もまだまだ棄てたもんじゃない、人と人との絆があるじゃないかと思わされました。
と同時に、それだけの気持ちがどうして世界へは向かないのだろうという疑問も持ちました。世界の飢餓地域、貧困地域、紛争地域では、悲惨な状況が日常的にあります。今年被災地へ向かった気持ちがもう少しだけ世界へも向かったらいいのになと思います。今や世界は地球家族です。国内国外を問わずみんながきょうだいのように力を合わせられると

ところで、来年のカレンダーが少しだけ残っています。JVC(ジャパン・ボランティア・センター)の卓上写真カレンダー
http://espero0osaka.blog118.fc2.com/blog-date20111025.html とネパールのミティーラ・アートで描かれた「ふしぎカレンダー」です。半年ずつ表裏に描かれていて、何がふしぎかというと前半6ヵ月を閉じないと裏の後半6ヵ月が開けないのです。わかりません?そうですね、実は実際に見てもよくわからないのです。そこが「ふしぎカレンダー」のふしぎたる由縁です。
(卓上写真カレンダー ¥1,200 ふしぎカレンダー¥1,260)