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3月25日(日)フェアトレードシンポジウム@民博
2012/03/25(Sun) | お店日記 | page top↑
20120325シンポジウム民博で行われた国際フェアトレードシンポジウムに参加してきました。フェアトレードの国内外専門家9名と国内のフェアトレード推進NGO3名の方たちによるシンポジウム最後のディスカッションは、様々な問題点も提起されて、スリリングなトークになりました。

とかく良い面だけが強調されるフェアトレードですが、フェアトレードの現場では様々な問題が起こっています。

たとえば、フェアトレードの生産者があまりにイノセントな弱者のイメージでステレオタイプに描かれすぎていないか。実際には生産者とNGOの間には確執も緊張も汚職もある。しかしそれを明らかにすることはフェアトレードの進展を損なうかもしれない。

フェアトレード商品の間で競争が起こっている。資本主義社会では仕方が無いことだが、力の強い企業型フェアトレードラベル商品にNGO型は太刀打ちできないだろう。

フェアトレードは対等でウィン・ウィンの関係と言うが、実際は買手市場だ。先進国がフェアトレードを主導している。そのため、もう先進国に売らないで国内で売った方がいいという生産者も出てきている。

豊かな北と貧しい南というロジックが崩れてきている。不景気な北の国々とレアアースなど資源で力を持ってきている南の国々との関係に変化が見られる。

日本でフェアトレードが広まらないのは、「ほんとうにこれは生産者の役に立っているのか」をちゃんと信じられないと買えないという、日本人の完璧を求める気質が関係しているのではないか。ヨーロッパでは「生産者アフリカ」と大雑把に書いてあっても人々は買っていく。

などなど、刺激的な討論がなされました。最後に民博の鈴木先生が「公正な社会を実現するというマジカルドリームを胸にいだきつつ、一方で現実もしっかりと見つめ、では自分はどう行動していくのかを自分自身に問いたい」というまとめをされました。

フェアトレードには多くの課題があることを認識しつつ、オールマイティではないけれどもベターな道を探って行きたいと感じさせられたシンポジウムでした。
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