エスペーロはフェイスブックとツイッターをやっていて、ときどきエスペーロの情報を中心に発信しています(このブログもツイッター、フェイスブックと連携するようになっています)。そしてこれらは発信するだけでなく、メディアに載らない情報を得る手段でもあります。
昨日、友人がフェイスブックで紹介してくれた福島第一原発の現場レポートは、頭を(胸を?)がーん!と打たれる衝撃でした。この記事を書いている玉川Akiraさんは、ご自身の紹介によると「浪江町という避難自治体の政策責任者であり、福島県庁の職員であり、この問題における政府との窓口になっている」方です。この記事を読むと福島第一が「ぎりぎり」の奇跡によって最悪の事態を免れたことがよくわかります。そしてその「ぎりぎり」状態は今も持続しているということ。福島を「支援する」というのは間違いで日本自体が危ないのだということ。福島第一の現場で日本を支えるために日々身を削っている人たちがいるというのに、政府が原発再開などと言っているのはとんでもないこと。以下、玉川さんの記事(日付がはっきりわからないのだけど4月に入ってからだと思います)を転載させていただきます。
今日、第一原発の現場に入りました。
業務上の守秘義務もありますが、書けるだけ書かせて頂きます。
重要免震棟で説明を受け、骨組みだけになっている4号機、3号機 を間近に見てきました。
本日の最高値は1,000μsv/h。異次元の世界です。
素直な感想としては、進んでいるが進んでいない。そして進んでも いるということ。
重要免震棟は線量の確保ができていますが、一歩外を出ると高い線 量であることは紛れもない事実。
... そのような中で前司くんをはじめ、最前線でこの事故を押さえてい こうと、尽力している方々がいること、当然のこととして仕事をし ている方々がいることが、自身にとって大きな励みになりました。
間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛 んでいました。
今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格 納容器よりも危険な存在です。
今回の事故は、いい意味では上澄みの爆発。燃料自体の反応で燃料 そのものが飛び散っていれば、われらが八王子メンバーでさえも当 事者になっていたという甚大さを実感しました。
そして、誤っていけないのは、今回の事故は最悪ではなかったこと 。
重要免震棟がギリギリ半年前に完成していなければ、現地での対応 は不可能であり、間違いなく今の日本はないということ。幸いなこ とに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で 共有すべきと感じます。
いいですか、本当にぎりぎりの状態でした。今、それぞれの事業を どう展開させていくかといった議論をしていますが、それは奇跡的 なラインが守られたから出来る話にすぎません。
隅田であれ、八王子であれ、日立であれ、東京全体であれ、おそら く西日本であれ、紙一重だったのです。そしてしっかり対応しなけ れば、これからも紙一重であり続けるのです。
ふくしまが当事者というのは明らかな誤解。本当に日本全体が当事 者となるべき問題なんです。きっとこれを実感はできないでしょう 。キツメのトーンになってしまいますが、共有できる皆さんだから あえて言います。
この重さを心に刻みつけてほしい。
その上で、当事者としてやはり皆さんにはかかわってほしい。
当事者として、外部支援者ではなく、自分自身が自分自身の仕事や ライフスタイルをどう見直していくか、この原発に依存するエネル ギー消費の仕事やライフスタイルの在り方を、真剣に考えるしかな いと感じます。
むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。テレ ビとは明らかに違うのです。そして、その現場で体一つで作業して いる方々がいます。
その中には被災者がいます。
われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているので す。
改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました 。
逆に福島の地で今を支えていること、それによって日本が支えられ ているのです。
だからこそ、この問題は皆がまさに当事者なのです。
東京にいては分からない。福島市にいては分からない。
ゆえに分からないではなく、想像を働かせる、思いを巡らせるしか ないのでしょう。
第一原発の構内でわれらの前司さんの伊達重機のクレーン車と運命 的にすれ違いました。逃げない彼らがいる。そういった人がいるか ら、普通の生活が送れている。それは今も変わらない。
皆さん、原発が収束していないというのは事実。そして福島の問題 ではないことを、しっかりと共有しましょう。ふくしまの問題と考 えること自体が誤りだと、本当に痛感しています。
それが私の今日の報告です。
昨日、友人がフェイスブックで紹介してくれた福島第一原発の現場レポートは、頭を(胸を?)がーん!と打たれる衝撃でした。この記事を書いている玉川Akiraさんは、ご自身の紹介によると「浪江町という避難自治体の政策責任者であり、福島県庁の職員であり、この問題における政府との窓口になっている」方です。この記事を読むと福島第一が「ぎりぎり」の奇跡によって最悪の事態を免れたことがよくわかります。そしてその「ぎりぎり」状態は今も持続しているということ。福島を「支援する」というのは間違いで日本自体が危ないのだということ。福島第一の現場で日本を支えるために日々身を削っている人たちがいるというのに、政府が原発再開などと言っているのはとんでもないこと。以下、玉川さんの記事(日付がはっきりわからないのだけど4月に入ってからだと思います)を転載させていただきます。
今日、第一原発の現場に入りました。
業務上の守秘義務もありますが、書けるだけ書かせて頂きます。
重要免震棟で説明を受け、骨組みだけになっている4号機、3号機
本日の最高値は1,000μsv/h。異次元の世界です。
素直な感想としては、進んでいるが進んでいない。そして進んでも
重要免震棟は線量の確保ができていますが、一歩外を出ると高い線
... そのような中で前司くんをはじめ、最前線でこの事故を押さえてい
間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛
今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格
今回の事故は、いい意味では上澄みの爆発。燃料自体の反応で燃料
そして、誤っていけないのは、今回の事故は最悪ではなかったこと
重要免震棟がギリギリ半年前に完成していなければ、現地での対応
いいですか、本当にぎりぎりの状態でした。今、それぞれの事業を
隅田であれ、八王子であれ、日立であれ、東京全体であれ、おそら
ふくしまが当事者というのは明らかな誤解。本当に日本全体が当事
この重さを心に刻みつけてほしい。
その上で、当事者としてやはり皆さんにはかかわってほしい。
当事者として、外部支援者ではなく、自分自身が自分自身の仕事や
むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。テレ
その中には被災者がいます。
われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているので
改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました
逆に福島の地で今を支えていること、それによって日本が支えられ
だからこそ、この問題は皆がまさに当事者なのです。
東京にいては分からない。福島市にいては分からない。
ゆえに分からないではなく、想像を働かせる、思いを巡らせるしか
第一原発の構内でわれらの前司さんの伊達重機のクレーン車と運命
皆さん、原発が収束していないというのは事実。そして福島の問題
それが私の今日の報告です。