
先日、ある所で私の胸元についていたウォーリードールを見た友人が「かわいい、これ欲しい」。それで次回持って行くと、他の人たちもみなさんそれぞれに選んでくださって、あっと言う間に30個以上のウォーリードールがもらわれていきました。プレゼントにもとてもかわいいですね。それにしても、みなさん、よほど悩みが多い?
このドールはタイ北部の少数民族からやってきます。ウォーリードール伝説はもともとは中南米が発祥のようですが、今は世界のあちこちに伝わっているようです。それぞれの土地の衣装をつけているのが興味深いところです。
エスペーロにはウォーリードールの絵本もあって、これがすごく楽しいです。"Silly Billy"という英語の絵本で、去年シドニーのフェアトレードショップで見つけて買ってきました。ビリーという心配屋の少年がいて、いろいろなことが気になって眠れない。それならいいものをあげようとおばあちゃんがくれたのがウォーリードールでした。ビリーは一度は安心するのだけど、そのうち、こんなにぼくの心配をドールに話したら、ドールに心配が溜まってしまう。それはフェアじゃない。今度はそのことが心配の種になってきたのです。でも、そこでいいことに気がつきます。そうだ、このドールにもドールを作ってあげればいいんだ。そうしてウォーリードールはかぎりなく増えていく・・・というお話です。
みなさんも胸元にひとついかがですか?
(ウォーリードール タイ北部より 背丈約5㎝ ¥300)