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12月13日(木)起業する若者たち
2012/12/13(Thu) | お店日記 | page top↑
バナナペーパーランプきょうはまた嬉しい出会いがありました。MちゃんとHちゃんとテリーと私の4人でしゃべっているところに若者3人が入ってきて、テリーは「エスペーロかつてないにぎわいだね。空気が薄くなるから僕は退散」と帰っていきました。

20代の若者3人は大阪市内から箕面のリサイクルセンターへ行ってその帰り道、3人のうちの女性が看板の「フェアトレード」という言葉を見つけてくれて「寄ろう!」ということになったそうです。「よく見つけてくれたね。探しながら来ても見つけられない人もいるのに」と私。きっと好きな人はいくら小さな店でも見つけられるのですね。

彼らは大阪市内にカフェを始めようとしている3人でした。自分たちでペンキを塗ったりレイアウトを考えたりメニューを考えたりと、一番わくわく楽しい時期です。私も24時間店のことばかり考えていた開店前のことを思い出しました。それでリサイクルセンターで掘り出し物があった?と聞くと、自転車3台と椅子をゲットしたそうです。なかなかやるね。

エスペーロ店内を見回しながら自分たちの店のことを考えているのがわかります。3人のうちのひとりがone planet cafe のバナナペーパー(ザンビアからのフェアトレード)を見つけて「これでメニューをつくりたい」。なるほど、目のつけどころがいいですね。それで、こんなバナナペーパーもあるよ、とバリ島のバナナ100%の紙を見せると「わぁ、おもしろい。これで何かつくろう」窓際にあったバナナペーパーランプも写真を撮っていきました。紙の面白さにひかれてネパールのロクタ紙も購入。アイデアがどんどん湧き上がってきているようです。

新しいカフェのコーナーに雑貨を置こうと思っているそうで、それならフェアトレードのものがいいねという話になりました。カタログを渡しながらフェアトレードの話をしました。買ってくれたチョコレートを食べながら児童労働の話もしました。どうしてフェアトレードの店を始めようと思ったのですか?と聞いてくれたので、きっかけになったパレスチナオリーブオイルの話をしていたら、女性が「私そのオイル知っています。京都の楽天堂さんで」。楽天堂さんは私もよく知っている店です。ここでまたつながりました。女性は青年海外協力隊でヨルダンに2年住み、ガザからのパレスチナ難民の子どもたちの教育に携わっていたという話をしてくれました。

そんなこんなで話は尽きなかったのですが、再会を約束して3人は店を出ました。3人の名前を聞き忘れたのですが店の名前はfuka(ふうか)というそうです。開店したらぜひ遊びに行きたいと思っています。嬉しい出会い、楽しい時間でした。ありがとう。



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