
講演会は東京大学大学院教授で国際政治が専門の姜尚中さんです。マスコミにもよく出られているし、あのソフトでクールな語り口が人気の姜尚中さんですから、チケットは早々に完売し定員1000名のホールが満席となる盛況でした。
私も早くからチケットを買っていたのですが、きょうはエスペーロは「楓」としてロビー出店をすることになったので、チケットは友人に差し上げました。でも主催者の計らいで講演の声をロビーにも流してもらえましたので、最後まで講演を聞くことができました。
お話のコアは講演の表題が示しているように「越境する力」、あるいは「われわれはいかに越境人となれるか」ということだったと思います。世界がグローバルになった今、異文化との接触は増えるばかりですが、そこで自分の殻を割っていかに異なるものと折り合っていくかということです。
そういう場面で日本に在住する留学生や外国人が大いに力を発揮できること、またMAFGAのような団体が大きな役割を果たすことも強調されました。そして、日本の若者たちの留学離れが言われるけれども、もっと外へ出て行った方がよいという話も共感できました。
「楓」のブースへは短い時間ながらもたくさんのお客様が来てくださいました。いつもMAFGAでの出店にお客様が多いのは、国際協力に関心が高い人が多いからかなと思います。フェアトレードのことも知ってくださっているお客様が多いように思いました。
箕面市国際交流協会は来年は新しい場所に引っ越しして、インターナショナル・カフェも本格的に始動する予定です。私もこれまで学校通訳や多言語相談員、グループコーディネータなどのボランティアで関わってきましたが、これからもフェアトレードを中心に関わりながらMAFGAの発展を見守っていきたいと思っています。20周年本当におめでとうございます。