fc2ブログ
2月2日(土)One World Festival 2013
2013/02/03(Sun) | お店日記 | page top↑
one world festival 
毎年2月最初の週末は大阪国際交流センターでOne World Festivalが開かれます。このフェスティバルは国際協力のおまつりとしては関西最大規模ではないかと思います。規模だけでなく内容も充実していて、国際協力NGOの展示ブース、販売ブース、民族料理屋台、タレントさんを含む各方面からのゲスト、ステージでの各国ミュージック、何本かの映画、講演会、シンポジウム、と2日間では見切れないほどの盛況ぶりです。

私は2日に「日本と世界のフェアトレード」というシンポジウムに参加してきました。パネラーは一昨年アジア初のフェアトレードタウンになった熊本市から明石祥子さん、フェアトレードの会社ピープルツリーから胤森なおこさん、関西一円で展開するフェアトレードショップ「シサム工房」代表の水野泰平さん、司会はフェアトレード・サマサマの小吹さんでした。部屋いっぱいの参加者は若い人たちが多く、若い人たちのフェアトレードへの関心がうかがえてとても嬉しく思いました。

ふだん、フェアトレードについて人に伝えたいとき、私なんかもついいいことばかりを話してしまいます。フェアトレードをまったく知らない人やなじみのない人たちに向けたときは特にそうです。しかしこの日シンポジウムにいた人たちの多くはすでにフェアトレードを知っていたり興味を持ってきている人が多かったので、きれいごとでない課題の部分にまでかなり踏み込んで話が展開し、わりと本音のトークを聞くことができた気がします。

たとえば、熊本市がフェアトレードタウンになるまでの紆余曲折、ピープルツリーがファッションを全面に出してフェアトレードを展開するとき、世の中のファッションの流れにどう対抗していくか、フェアトレードショップをビジネスとして成功させていくための店舗としての課題、フェアトレードラベルは果たして信用していいのか、大手スーパーがフェアトレード商品を置くことの意味、などなど、フェアトレードショップ店主の私としては、どれも身近な問題で多くの刺激をもらいました。

会場ではたくさんの友人知人に会えました。いっしょに行ったY子さんといっしょに多民族屋台でおいしいものをたくさん食べました。担担麺、バナナ春巻き、シュワルマ、カフワ、ハイビスカスティー、チャイ・・・予報されていた雨もきれいに上がり、春のように暖かい日和の中でどっぷり国際交流にひたった半日でした。
前のページ ホームに戻る  次のページ