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2月12日(火)バレンタイン・チョコレートの準備はお済みですか?
2013/02/12(Tue) | お店日記 | page top↑
バレンタイン・チョコレート 
バレンタインデーにチョコレートを贈るようになったのは、いつ頃からでしょうか。チョコレート会社が仕掛けたという説もありますが、まあそれはそれとして、日頃忙しくてあるいは気恥ずかしくて愛を伝えられない人々にとってはありがたい日かもしれないし、なんとなく日本中が世界中が愛について思いを馳せる日があってもいいかもしれませんね。

そんなとき、自分がチョコレートを贈る相手だけではなく、チョコレートの原料を作っている人たちのことも考えさせてくれるのが、フェアトレードのチョコレートです。一般に商品がフェアトレードであるためには、生産者に公正な価格が支払われているとか、原料が有機栽培であるとか、生産地の環境を壊さないとかいろいろな基準がありますが、チョコレートに関して言えば、「児童労働がない」ということが一番に挙げられると思います。

というのも、チョコレートの原料であるカカオの世界的な産地西アフリカでは、多くの小さな子どもたちが学校へも行かずにカカオ農園で働かされているからです。先日の映画『バレンタイン一揆』でもご覧いただいたとおりです。この子たちはカカオが何になるのかも知らず、もちろんチョコレートなどを食べたこともありません。世界中の人権団体や現地NGOなどが児童労働の撲滅のために活動していますが、現地の貧困問題が改善されない現状では、なかなか児童労働はなくなりません。

世界の貧困問題を解決するためには様々な取り組みが必要ですが、チョコレートに関して言えば、少なくとも「児童労働を介して作られたカカオを使用しない」のがフェアトレードのチョコレートです。エスペーロにやってくるフェアトレードチョコレートのカカオはボリビアで児童労働を介さないで作られています。

フェアトレードチョコレートがおいしいのは、乳化剤を使っていない、植物油を混ぜ込まないでカカオバターだけでつくっているということもありますが、ほんとうの理由は子どもたちを犠牲にして作られていないチョコレートだからではないでしょうか。以前も紹介しましたが、ガーナのカカオ農園を取材したドキュメンタリー番組をもういちどご紹介します。

http://www.youtube.com/watch?v=BfB3ZTL3RTw
http://www.youtube.com/watch?v=Z8UCPnrMew8
http://www.youtube.com/watch?v=NMkgUOz1URw

今年のバレンタインデーは、ぜひフェアトレードのチョコレートを選んで「児童労働にNO」を表明してくださいね。
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