
In the world, more than 200 million children are forced hard working in many places like cacao fields, cotton fields, or some factories without enough food and education.
きょう6月12日は「児童労働反対世界デー」です。ILO(国際労働機関)の調査によりますと、なんと世界中の子どものうち2億人以上が児童労働に携わっています。児童労働とは、子どもたちが学校へ行かないで、身体を酷使して、悪い条件の中で働かされている状況を言います。大人は児童労働を隠したがりますから、実際にはこの数以上の子どもたちが過酷な労働を強いられている可能性もあります。
児童労働を生み出す背景には、圧倒的な「貧困」があります。親が子どもを育てられない、ひどい場合は人身売買、子どもは毎日働いてやっと食べていくだけの生活。学校へ行きたいと思っても行けない。そんな子どもたちが世界に2億人もいて、カカオ農園、綿花農園、ごみの山、カーペット工場などで働いています。兵士になる子や売春をさせられる子どももいます。
こんなに世界が狭くなっているのに、かたや栄養過多で肥満になっている子どもがいて、かたや食べるものも食べられなくて学校にも行けない子どもたちがいる。なんとかできないものでしょうか。もちろんいろいろな団体が知恵を絞って問題解決に取り組んではいます。でも、そういうことはそういう団体にまかせておけばいいのではなく、私たちひとりひとりが地球の向こう側で苦しむ子どもたちのことを考える必要があると思います。
フェアトレードは問題解決のひとつの糸口です。フェアトレードであることの条件のひとつが「児童労働がない」ことだからです。フェアトレードチョコレートのカカオは児童労働が介在していません。コーヒー農園や紅茶農園でもそうです。私たちが外国で生産された商品を買うときに、それらの商品の陰に子どもたちの涙が隠されていないかを考えてみることも大切ではないでしょうか。
写真の本はエスペーロにありますので、貸出しできます。