
発端はイスラエルの少年がパレスチナのイスラム組織ハマスによって誘拐され殺されたことだったそうです。その報復が拡大して大規模な空爆にまで発展しています。無力なパレスチナ側はロケット弾を打ち込むことしかできませんが、最新兵器を持つイスラエルは空からミサイルを撃ち込んで、子どもであろうと一般市民であろうと区別なく大量殺戮しています。どう考えても一方的だとは思いませんか?「これは戦争ではなく虐殺だ」とノーム・チョムスキー氏は言っています。
フェイスブック上では現地の市民がアップした本当に残酷な写真が掲載されています。子どもの頭部が半分吹き飛んだものもあります。目をそむけたくなる写真ですがこれが現実です。どうしてこんなことが誰も止められずに進行しているのでしょうか。

エスペーロではパレスチナの人々がつくるおいしいオリーブオイルを販売しています。パレスチナ・オリーブオイルはエスペーロ開店 のきっかけになった商品でした。そして、イスラエルの圧政のために二級市民として過酷な生活を強いられているパレスチナの人々を支援しているのがパレスチナ・オリーブさんです。
パレスチナ・オリーブの皆川さんも現地の人たちのことを心から心配しています。ブログ(7月3日)をご紹介します。http://himar- diary.jugem.jp/ ブログの最後に皆川さんはこう書いています。パレスチナの人たちが普通に暮らせることを願っています。そして、イスラエルの人たちも(徴兵制なんてなくなって)普通に暮らせますように。「普通に暮らす」ことのなんとむずかしいことか。イスラエルの人たちも個人個人ではよい人たちなのですが、政府や政治の仕組みがいけないのですね。国連で大きな力を持っているアメリカがイスラエルにものが言えないというのも、暴挙を許している原因です。
翻って日本はどうでしょうか。数々の問題はあれ、今はほとんどの人が「普通に暮らす」ことができてます。しかし、先日閣議決定された「集団的自衛権」が憲法をないがしろにして万が一行使されることになると、アメリカが戦争をしている国へ行って日本の自衛隊が人殺しに加わることになるのです。自衛隊だけで足りなくなると次は一般市民が駆り出される・・・「集団的自衛権の行使」は絶対に阻止しなければいけません。
ガザ地区で起こっていることは国際世論によって今すぐに止められなければいけないし、日本にとっても決して人ごとではありません。